2020年4月6日
今日の娯楽
『レディ・ローズは平民になりたい』小説家になろう
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内容
2016年完結済み。全63話+幕間。こおりあめ様作の中編恋愛小説。
平民になるためにわざと失脚した令嬢の物語。しかし失脚したはずの彼女の周りには日々ヒーロー候補が会いに来て…?
コメント
何となく小説家になろう。を下に見ていたわたしに鉄槌を下した作品。
あらすじだけ読むと、なろう特有の転生令嬢!婚約破棄!恋愛ゲーム!と見てるだけでお腹いっぱいになりそうな要素が目白押し。
ああ、またこういう系の作品か。と軽い気持ちで読み始めたが、 自由と運命の選択を迫られる主人公。正体不明の黒幕探し。果たしてハッピーエンドで終わるのか。とにかくノンストップで跳ね回るストーリーに唸らされた。
面白いものは面白いのだ。なろうでしかできないようなギャグ回しや目まぐるしいストーリー展開もあって、全て新鮮に読むことができた。自分の見識の狭さを実感した一作。
恋愛的でない、けれど恋愛。こんな恋愛小説が書いてみたい。
なおこれをきっかけに、わたしは様々な異世界系恋愛小説に手を出すのだがそれはおいおいの紹介とする。
以下雑記
緊急事態
わたしが引きこもっているうちに、世の中ではコロナウイルスがパンデミックを起こし、すっかり緊急事態らしい。 東京に緊急事態宣言が出るのもそう遠い日ではないだろう。
ついこの前まで、イタリアを対岸の火事として日和見状態だったのが嘘みたいだ。 世論がジェットコースターみたいだ。いや、フリーフォールか?
大人しかった人達が不安にかられ、誰かを糾弾し、誰かを盲信する。 これを見るとなるほど緊急事態だなという気もしてくる。
ただ、所詮緊急事態だろうと、わたしたちにできる事は今までどおり。致命的な肺炎が相手でも、精一杯対策して、消毒して、パニックにならずに生活する。
医療崩壊が叫ばれているが、数多の天才達が組み上げてきた医療がそう簡単に屈してたまるものか。 わたしはそう信じているし、決して憂えないようにしたい。願わくは楽観はせず、ましてや悲観もしないように。
小説
小説を読むのが好きだ。
巡り巡ってこうやって文章を書くのも好きになったわけだが、やはり読むことには格別の悦びがある。
誰かの書いた文章を読むことは、わたしにとっては息をするくらいに必要なもので、読めなくなると誇張ではなく死ぬ。死んだことはないので分からないが、そういう予感がある。
誰かにそう言うと、何故そんなに小説が好きなのかと聞かれるが、これがどうしてなのかわからない。
読書することに特段意味があるわけではない。何かを学ぶわけでもない。ただ楽しみを感受する、呪いのようなものだと考えている。 活字中毒とは言い得て妙だ。
趣味なんてそんなものだろう。 こうやって文章を書くのも、呼吸と同じように、わたしの人生にとって必要不可欠なものになれたらいいと思う。